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先日のお祭りで

実はこれは書こうか迷ったんだけど、やっぱりありのままのタイを紹介するブログなので
書くことにしました。こんなことを書くと当人や障害を持たれた家族の方には大変失礼では
あるのですが、ここは私が感じたままを書かせてもらいます。あらかじめ断っておきますが、
私は差別的な意味でこの記事を書いているのではないので、どうかご了承下さい。

先週行われていたお祭りに屋台目当てで何度か行ってきました。
確か3日目だったと思うんですが、夕方お友達親子と一緒に行った時、私は異様な空気を感じ、
その方向に目を向けた瞬間ゾッとしました。荷車の車輪の部分に足を乗せて、手にサンダルを
はいて、うめき声を上げながら這っている男性がいたのです。しかも日焼けして、というよりは
病的な肌の黒さ(灰色がかった黒)で、顔はホラー映画に出てくるような醜い顔で、突然現れた
この男性に私は恐ろしくて顔を背けました。この時は「障害を持った人もお祭りに来て楽しみたい
んだろうな?」と、ちょっと不自然な解釈をして自分を納得させました。

そして一度帰宅し、旦那が8時過ぎに帰宅したので、旦那と共に再びお祭り会場へ。
すると会場である公園の外の道路沿いに夕方見たあの男性がいました。夕方来た時よりもかなり
客足が増えていて、その姿をはっきり捉えることは出来ませんでしたが、どうもおかしい。
お祭りを見に来ている、という風ではないのです。それでも気にせず公園の中へ...すると
人でごった返す入り口に、人と人の僅かな隙間からまた異様な空気を感じ、近付いてみると
夕方来た時はいなかったのに、あまりの人混みで椅子か車椅子かは分からなかったけれど、
座ってぼーっと一点を見つめている男性が...しかもまるで宇宙人のように頭部のおでこから
上が大きく膨らんでいるのです。その人の膝の上には銀色のお碗の様な物が見えました。

「これは明らかにお祭りを楽しんでいるのではない!」

そう確信した私は旦那に話してみようと思いましたが、タイへ来て初めてのお祭り、しかも
たくさんの屋台が両側に並んでいるのを見てとても嬉しそうな顔の旦那にこんな話をするのは
ためらいました。しかし、車輪に両足を乗せて這う男性が私達の足下に向かって来た時
旦那もこの男性に気付いたので、たまらず聞きました。
「さっきの人変だよね?お祭りを見に来てる人じゃないよね?だってさっき這ってた人も
入り口に座ってた人も、自分の前にお碗くらいの器を持ってたもん!」

旦那の話と、翌日他の方から聞いた話を総合すると、バンコクではよく見かけるらしいのですが、
この人達はたいていヤクザ絡みで、お祭りの会場に車で連れて来られて、人目を引く場所で
わざと見せ物のような事をして物乞いをしているそうです。その証拠に夕方見た時は
無かったけど、夜見た時は車輪にクリスマスツリーに飾るような電飾がありましたから。
はっきりしたことは分かりませんが、タイ北部では奇形児が生まれる率が高い村があり、多分
そこから連れて来られたんじゃないか、と。そして健常者が1日働いて稼ぐより遙かに
多くのお金を稼いでいるそうです。

そして私は翌日発見しました。エレベーター横の窓から見える空き地に車が2台止っていて、
その横にテントが張られていて、この車は二台部分が鉄格子の様になっていて、タイでは
たいていピックアップの車は荷台は何も掛けられていないか、掛けていても屋根程度の幌だけ
なので、「ん?何かおかしいぞ」と気になってよ?く見てみると、車の横に荷車の
車輪の部分だけが置いてあるではありませんか!この時私は買い物に出かけるために
エレベーターを待っていたので、この後丁度この空き地の横を通ってこの不審な車を近くで
見てみました。前日見かけた人の姿は無く、車の後部は外からは中が見えなかったので
断言は出来ませんが、買い物を終えて帰る時にはもう車はなく、私の中では「きっとあの車で
あの人達は運ばれてきて、そしてまた次の場所へ連れて行かれたんだろう」と確信しています!

あまりの光景に今でも思い出しては恐くなっています。
タイの闇の部分を見た衝撃は、娼婦の時と違う、もっと暗くて深い物のような気がします。



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コメント

Re:そんなことが・・・(04/24)

milestaさん

>冒頭を読んで、書くのに躊躇する気持ちが伝わってきました。こういう素直な報告にも「人権侵害だ。」などとクレームをつける人もいるからね。勇気あるレポートありがとう。



まず書くか書かないかで悩み、今度はどう書けばいいかで随分悩みました。人権を侵害するつもりは微塵もないし、もし私の記事が人権侵害に値すると言うのなら、彼らに物乞いをさせることの方がずっと人権侵害だと言い返すつもりです。



そうそう、先日国連開発計画(UNDP)がタイの女性の政治進出が非常に遅れている、と指摘したそうです。タイ政府が2年前に「国会議員や公務員管理職の女性比率を2年で2倍にする」と言ったそうですが、私はこの手の職業に男女の比率など不必要だと思っています。何でもかんでも女性差別にしたがる風潮は改めねばなりませんね!

そんなことが・・・

そういう光景を直にご覧になったショックが伝わってきました。日本からは窺い知れないことが、いろいろあるんですね。

冒頭を読んで、書くのに躊躇する気持ちが伝わってきました。こういう素直な報告にも「人権侵害だ。」などとクレームをつける人もいるからね。勇気あるレポートありがとう。

Re[1]:先日のお祭りで(04/24)

まとんさん

>うわぁ…。

>どんな国でも物乞いの人は見かけるし、赤ん坊や体の不具合をそのために「利用」している人もいるよね。見ると辛い気持ちになるけど、彼らにしてみると生きていくために必死なんだ、って思った。

>でも、やくざに利用されてるって酷いね。そしてとっても恐いね。なんて悲しい世界なんだろうって思う。

赤ちゃんを伴っての物乞いはバンコクでは良くあるらしい...しかもその赤ちゃんはどこかから連れてきたりレンタルした赤ちゃんで女性とは無関係らしい。

確かに、日本ではかたぎとヤクザは切り離れた生活を送っているけど、タイではもっと近いんだと思う。タイのニュースを日本語で紹介している無料情報誌があって、それを読むととても複雑な心境にさせられます。この情報誌も折に触れブログで紹介しようかと考えていますが、果たしてどこまで紹介して良いのやら...(汗)



>伝えるのはいいことだと思います。

そう言ってもらえて少し気持ちが楽になりました。タイの場合、こういう闇の部分も色濃くあって一つの国なので、ここを省いて紹介するとただの観光ブログみたいで正直嘘っぽい感じがして嫌だったの。コメントありがとう!

Re:先日のお祭りで(04/24)

うわぁ…。

どんな国でも物乞いの人は見かけるし、赤ん坊や体の不具合をそのために「利用」している人もいるよね。見ると辛い気持ちになるけど、彼らにしてみると生きていくために必死なんだ、って思った。

でも、やくざに利用されてるって酷いね。そしてとっても恐いね。なんて悲しい世界なんだろうって思う。

タイに限らず色々な国で、もちろん日本でも、様々な形で同じような事はされているんだろうけど、大抵目に付かない闇の世界で行われてる。だから気付かずにいたり、忘れ去ったりして生活できてる。

でも、こうして目の当たりにすると、考えずにはいられない。

伝えるのはいいことだと思います。
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